2022年07月27日
人工芝の知識
なぜ人工芝の耐久性において裏面コーティングが重要なのか
「人工芝の耐久性は裏面のコーティングをみればわかる」というほど、裏面コーティング(別名:バッキング)は耐久性の面で重要な役割を担っています。 今回は人工芝選びで重要な裏面コーティングについて、どんな裏面が良いのか解説していきます。…
人工芝についての質問で一番多いのは「人工芝って何年もつの?」といった内容です。
「人工芝はすぐにダメになる」とお考えの方もいらっしゃいますが、全ての人工芝がそうだとは限りません。
今回は、人工芝の耐久性について解説していきたいと思います。
人工芝の耐久年数については、メーカーや製品、使用頻度によって大きく変わります。
メモリーターフのような耐久性の高い人工芝の場合は、多少の運動をする環境であっても10年ほどは満足してお使いいただけます。
安価で耐久性に乏しい人工芝の上で激しい運動をよくするという環境でしたら、1年ほどでダメになってしまう可能性もあります。
人工芝をキレイな状態で長く使用したい場合は、耐久性の高い人工芝を選ぶ必要があります。
では、耐久性の高い人工芝ってどうやって判断すればよいのか。
判断基準はたくさんあるのですが、今回は特に重要な「抜糸強度」「耐摩耗性」「経年劣化」の3つのポイントから、人工芝の耐久性について考えていきます。
人工芝の抜糸強度とは「芝糸の抜けにくさ」です。
人工芝を使っていくうちに、芝糸が抜けてしまってスカスカになってしまっては、見た目が損なわれてしまいます。
芝糸の抜けにくさを測るためにぜひ確認してほしいポイントは「裏面コーティング」です。
裏面コーティングについては、こちらの記事で詳しくご紹介しております。
ぜひご一読ください。
裏面コーティング材は、主に「ウレタンコーティング」「SBR(ラテックス)コーティング」の2種類があります。
SBRコーティングの方が安価なため取り入れやすく主流になっていますが、ウレタンコーティングの方が、より抜糸強度に優れています。
人工芝を選ぶ際は裏面コーティングの素材をチェックするようにしましょう。
メモリーターフは裏面にウレタンコーティングを採用しています。
抜糸強度がアップするだけでなく、施工性も高くなり、耐水性・耐候性にも優れています。
続いての重要なポイントは、「耐摩耗」つまり摩擦に強いかどうかです。
人工芝を敷いたら、思いっきり走り回ったり、サッカーをしたりと、たくさん遊びたくなりますよね。
その際に、摩擦に弱い人工芝だと、芝糸が擦り切れてちぎれてしまい、見た目が損なわれてしまいます。
摩擦に強い人工芝の判断基準は、「FIFAの認定基準をクリアしているか」です。
「FIFAの認定基準」とはつまり、「サッカーをするほどの強い摩擦にも耐えることができる」ということを指します。
ここで注意してほしいのが「FIFAの認定工場で生産しています」と、大きくうたっている人工芝です。こちらの記載に関しては「認定基準をクリアしている」というわけではなく、あくまで「FIFAの基準を満たす人工芝を製造している工場で生産している人工芝である」(ややこしい)ということで、その人工芝がそうであるという意味ではありません。
摩擦に強い人工芝をお求めの方は、ぜひ「FIFAの認定基準をクリアしているか」を確認してみてください。
メモリーターフは、FIFA認定基準をクリアしています。
摩耗に強く、人工芝が擦り切れる心配はありません。
人工芝の設置場所は屋外であることの方が多いです。
プラスチックは紫外線に当たることで化学変化が起こり、色が抜けていったり、ボロボロと砕けてしまったりと、劣化していってしまいます。
人工芝の芝糸はポリエチレン、ポリプロピレンなどのプラスチックでできているため、この経年劣化は免れませんが、素材にこだわることで経年劣化の進行を遅らせることができます。
「UV加工」の記載や、「酸化防止剤」が入っている人工芝を選びましょう。
メモリーターフの芝糸には「酸化防止剤」は含まれています。
独自に「屋外暴露試験」を実施したところ、10年間直射日光のあたる場所に設置された人工芝でも著しい退色・劣化は見当たりませんでした。
人工芝の耐久性は、景観を損なうだけでなく、近年問題になっている「マイクロプラスチック問題」に繋がりかねず、環境汚染への影響も考えられます。
そのため、環境面からでも耐久性の高い人工芝を採用することをおすすめします。
メモリーターフは、リアルな見た目だけでなく「抜糸強度」「耐摩耗」「経年劣化」において最高クラスの耐久性を併せ持っています。
耐久性の高い人工芝をお探しの方はぜひメモリーターフをご検討ください。