• 2024年01月23日
  • 人工芝の知識

人工芝は体に毒!?発がん性物質が入っているって本当?

人工芝を検討する際に気になる項目のひとつに、安全性が挙げられます。
ニュースで発がん性が話題になっていたけど本当に大丈夫?と不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、人工芝の発がん性についてお伝えしていきます。

人工芝の発がん性が疑われるようになったきっかけ

きっかけは、アメリカの女子サッカー選手が次々とがんを発症したというニュースにあります。
選手が使用していたグラウンドに人工芝が使われていたため、人工芝の発がん性が疑われるようになったのでした。

危険性を指摘されたのは、人工芝に使われたゴムチップ

調査を進めるうちに、人工芝の充填材として使われるゴムチップの危険性が指摘されるようになりました。
人工芝の充填材には廃タイヤから作られたゴムチップが多く使用されており、そのゴムチップからベンゼン(発がん性物質)が検出されたのです。

ただ、この指摘も2014年にアメリカでされた事で、日本の研究結果ではベンゼンの検出量は基準以下であったと報告されています。

人工芝自体に発がん性はない

発がん性は、競技場用人工芝に使われるゴムチップの危険性についてのもので、人工芝自体には関係ありません。
また、メモリーターフでは人体に有害である金属が含まれているかを調べる「8種重金属試験」を行っています。その結果、人体に有害な金属は検出されず、発がん性物質は一切含まれていませんでした。

メモリーターフにゴムチップは必要?

景観用の人工芝であるメモリーターフに、ゴムチップなどの充填材は使いません。
ゴムチップは人工芝の耐久性を向上させるほか、クッション性を高め選手が安全にプレーする為に、競技場用人工芝に使われます。
メモリーターフは景観用ながら、つぶれにくさや耐久性に優れており、一般的な運動にご使用いただく分にはゴムチップがなくても問題ありません。

また、弊社の競技場用人工芝メモリーターフSPには充填材を使いますが、充填材の素材はゴムチップ以外にも様々あり、お客様にお選びいただきます。
(※メモリーターフSPは、800㎡からの受注生産になります。)

さいごに

人工芝の発がん性についてお伝えしてきました。
人工芝自体に発がん性の危険ははなく、高品質の人工芝をお選びいただけば、安全性だけでなく耐久性の面でも安心してご使用いただけます。
ぜひ理想の人工芝を見つけて、ステキなお庭づくりをしてみてください。